スタッフに顧客体験を積ませるには?
先日行って感動した美容室についての本を見つけて読んでいたら、編集者による後書きに
「ほかのサロンとの違いが素人目には見えてこなかった」
と書いてあり、ええええっ??と驚きました。
私も美容に関しては素人ですが…
他のサロンとはぜんっぜん違うでしょ!!
素人とはいえ、専門分野の編集者ですよね?なぜ???
と思ったのですが、謎はすぐ解けました。
たぶん、身銭を切っていないんですよね。「仕事」だから。
ちゃんとお金を払って体験すればわかることなのに…もったいない!と思ってしまいました。
オーナーネイリスト様には少ないと思うのですが、スタッフさんの中には、意外に他のサロンにほとんど行ったことがないという方がいらっしゃいます。
お金を払うからこそ、ネイルサービスの価値が実感でき、お客様の目線を持って自らの仕事をジャッジできる。
サロンが好きで通っていた方と、サロンには通わなかったけれどネイルが好きで技術を身に着けた方では、スタートラインに並んだ段階で「プロネイリスト」としての差は歴然です。
しかし、サロン大好きなスタッフさんばかり雇用するというのも難しい昨今、他のネイルサロンに行くことを強制するのもパワハラ扱いされかねません。
ということで、おすすめしたいのは、別業種のお店に行くときに、意識的に観察をしてもらうこと。これはいいな~という良い点はもちろん、これはやっちゃいけないな、というマイナス対応など、学ぶことは多いはずです。
できれば、評判のいいお店、それもいろんなタイプのお店に行ってもらえるといいですね。
これもあまり言いすぎるとパワハラと言われるかもしれませんが…(^-^;
おすすめ業種としては、やはり、マーケットも大きく、ライフサイクル的にも先行している美容室。エステティックサロンなどもいいですね。ネイルサロンではまだまだ取り入れられていないヒントが満載です。
業界の中ばかり見ていると視野が狭くなります。ぜひぜひ、顧客目線で、サロンへGO!(望月啓子)
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